誤飲事故発生!!反省と今後の対策は?
先日ついに我が家で誤飲事故が発生してしまいました。
もともと何でも口に入れる息子なので気をつけていたつもりだったのですが、対策が不十分だったのだと思います。
私が経験した事例と、その時の対応方法、そして私の気持ちを綴っておきたいと思います。
事例〜何が起きたの?〜
平日の夕方でした。
育児にへとへとで、ようやく遅い昼ごはんを食べようとしたときのことです。
息子は1人で私のショルダーバッグの紐で遊んでいました。
大人しくしていてくれるなら…と思い、そのままバッグで遊ばせて、簡単に食事をとっていました。
そのとき、急に床で遊んでいた息子がむせ始めたのです。
ふと目をやると床にはチャックが開いたバッグと100円玉が落ちていました。
お財布の小銭入れの部分は開いておらず、隙間から小銭がこぼれ落ちたようです。
※こういうタイプのお財布
今までバッグのチャックを開けたことが無かったし、同じ部屋の中にいるので完全に油断していました。
息子が激しくむせているので、まさか、と思い指を口の中に入れると、喉の奥の方で指の先に小銭が当たったのです。
慌てて取ろうとしましたが、取り出すことができずそのまま喉の奥へ入ってしまいました。
そこで背中を強く叩いたところ、吐物と一緒に1円玉が1枚出てきました。
そのとき、少量の血が混じっており、息子は大泣き。
すぐに抱き上げ、しばらくすると泣き止みケロッとしていました。
対応方法
病院に連れて行くか様子を見るべきか迷いました。
そこで、#8000番してみたのですが、
「…ただいま、時間外のため」という録音放送
え?
なんと、私の住む地域は#8000は20時から8時までのサービスだったのです。
都道府県によってサービス提供時間が違うのね。
ぜんぜん知らなかった。
気が動転していて、とりあえず#8000!と短絡的に考えてしまった。
うーん。
どうしよう。
最寄りの小児科はもう閉まっている。
もう1つのかかりつけ病院の午後診療には間に合いそうだ。
でも吐き出すことができたし、病院に行くほどのことではないのかな?
迷う。
もしこの1円玉以外にも小銭を飲み込んでいたらどうしよう。9割くらいは大丈夫だと思うけど、可能性はゼロではない。
ネットで調べると、小銭を誤飲したら便と一緒にでてくるという意見もあるけど、でもやっぱり不安。
迷ったけれど、少しでも不安材料があるなら病院に行こう、と思い病院に連れて行きました。
事情を話して診察。
胸の音を聞いて、口の中を見てもらいました。
胸の音は問題なさそうだけど、念のためレントゲンを撮っておきましょう…ということで息子は初めてレントゲンを撮ることに。
レントゲン撮影の台の上で看護師さんに身体を押さえられて大泣きする息子。
その様子を見て、
私のせいでごめんね、お母さんがちゃんとしてなかったから、ごめんね…
ごめん…
と胸がいっぱいになり、涙が滲んできました。
検査が終わり、再度診察室へ。
レントゲンで見た限り、他の小銭は飲んでいないとのことで一安心。
出血は、喉のあたりに2箇所ほど血が出た痕跡があったので、お母さんが指を入れた時に傷がついたのかもしれない。
ただ、肺が少し白くなっていて、もしかしたら唾液を誤嚥してしまったのかもしれない。
肺炎になる可能性もなくはないので、数日間は発熱がないか注意深く見ておいてください。
何か異変があればまた連れてきてください。
お母さんの初期対応はよかったと思います。
ということでした。
ほっとしたものの、息子に申し訳なくて、自分が情けなくて、胸が締め付けられる思いでした。
正直なところを言いますと…ニュースで子供の事故を見るたびに、親は何をやってるんだ、と思っていました。
私だったら目を離さない、と思っていました。
でも、実際に自分が連日ひとりで子供の世話を続けると、絶対に目を離さないというのはなかなか難しい、と実感しました。
毎日育児に疲れ果てて、夕方ごろには何も考えられないくらい頭が働かなくなり疲れ果てることがしょっちゅうです。
でも…育児疲れでボーッとしていた、なんて言い訳になりません。
今回は大事に至らなかったのですが、一歩間違えればもっと大きな事故につながっていたと思います。
航空業界での安全教育では、よくハインリッヒの法則が紹介されます。
1つの重大事故が起きる背景には29の軽微な事故があり、さらにその背景には300ものヒヤリハットが存在する、というものです。
たしかに今までも息子を育てて来て、たくさんのヒヤリハットがありました。
ある意味では、今回の事故は起こるべくして起こったようなものです。
改めて、このようなことが二度と起きないように安全対策を強化しようと思いました。
反省と対策
子供は、昨日できなかったことが今日急にできるようになる。
安全対策は先回りして子供がしそうなことを予測して行う。
(昨日登れなかった椅子や階段に、今日急に登れるようになる。昨日開けられなかった扉が、今日急に開けられるようになる。)
↓
子供が入れない部屋を作って、少しでも危険だと思うものはすべてその部屋に封印。
うちはダイニングの椅子もしまいました。
(登ってしまうので)
必要な時につど出してきて使っています。
他にも、私の爪をこまめに切るようにしています。
もともと子供が産まれてからは手のネイルはお休みしていましたが、ある程度短い爪でも今回のようなことがあると傷をつけてしまうんだな、と本当に恐ろしく感じました。
最近子供の自己主張が激しくなり、遊んでいるものをとりあげると大泣きするのです。
誤飲発生時は、その対応が面倒くさくて、まぁ遊ばせておけばいいや、とバッグをそのままにしたのです。
でも、息子の安全が最優先。
泣こうが叫ぼうが、息子の安全を守るのは親の役目ですよね。
完全に私の怠慢でした。
今後は、子供の年齢的にも1歳を過ぎてきますし、心を鬼にして、しっかりとダメなものはダメと伝えようと思います。
(もちろん、触ってはいけないものを手が届く場所に置かないことは大前提で)
起きた時に冷静に対応できるよう、緊急時のフローチャートや医療機関の一覧も作成しました。
119番したときに言う台詞も書き出しておきました。気が動転していると、救急車を呼ぶのもままならないと思ったので。
落ち着いて深呼吸する。
→119番
→火事ですか?救急ですか?→救急です。
→住所は?→〜です。……省略
みたいなことを書いておくと安心かと思います。慌てていると住所とか間違えそうなので。
さいごに。私の気持ち。
この日は夫が仕事のため、翌日の夜までずっと子供と2人きりでした。
夜中や翌日にも、急に誤飲の瞬間を思い出して怖くなることがありました。
また、ただでさえ自信がなかった育児なのに、さらに自信が無くなってしまい、私にはこの子を育てられない…などずっともやもやしていました。
とはいえ結局可愛い我が子を守り、育てるのは私しかいない、ということで、自信がないながらもただただ毎日を必死に過ごしています。
子供の事故は人ごとじゃない。
保護者は子供からは絶対に目を離してはいけない。
子供に少しでも危険なものは子供の手が届かない、なんなら子供の目に入らないところにしまう!
そして、ワンオペ育児で疲れすぎていて見守ることすらできないのなら、やっぱり母親も休息が必要。
だれかにSOSを出さなきゃいけない。
改めてそう感じました。
息子さま、
怖い思いをさせてしまって
本当に本当にごめんね